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せどりの不都合な真実を考える(1)を読む
月商のウソは真実なのか
前回紹介したレポートで著者は、次の2点を取り上げています。
「月商何百万円といっても、仕入れ資金さえあれば、見せかけ上売上は上げることができる」
「在庫を抱えているので、売上げているといってもプラスにはなっていない」
これを踏まえて、
「だから月商が多いからといって、盲目的になってはいけない」
と訴えています。
まず、一つ目の、「見せかけ上の売り上げは上げることができる」という点ですが、
まあ、例に出している話に、ちょっと無理があって(PS3のゲームが1万円で売れたら、利益ありますね)、この時点で破綻してしまっているのが残念ですが、
要は、
「高回転の商品(ゲーム)なら、相場付近で買える新品商品を大量に買い込んで、相場近くで売れば、月商なんて簡単に大きくなる」
という事を言いたいんだと思います。
確かに、これはその通りですね。
但し、本当に売り上げているなら、月商自体は嘘ではありません。
最終的に手元に残る利益が薄いかどうかであって、月商を上げている事に間違いない訳です。
問題は、「月商は多いが、薄利かどうか」いうことです。
たとえば、薄利であるにも関わらず、あたかも高利益とうたえば嘘になりますし、「売り上げ金額を上げる事」を目的として、まったく利益が出ない、もしくは相場以上の価格で仕入を行う事を薦めている人がいたり、教材があるとすれば、それは詐欺というものでしょう。
詐欺でない場合、せどりのスタイルとして、薄利多売の方法はあります。
薄利のせどりをやるのか、やらないのか、それは本人の判断次第ですね。
著者の方は、半月で15万円を売り上げ、4万円の純利益を出されています。
せどりを始めたばかりでも、資金が豊富に使えれば、利益のある商品が見つかるという好例ではないでしょうか。
もちろん、このスタイルをずっと続けていくのは、ちょっと大変かもしれません。
高回転で薄利の商品ばかりを扱うと、常にそれ以上の補充をし続けなければいけないからです。
サムハチの場合、資金が少なかったので、利益率の高い中古から始めました。
最初から大きな売り上げにはなりませんが、コツコツやってきた結果、月商30万を超え、利益率は平均して5割くらいになっています。
そんな、中回転で中~高利益のせどりもあるんですよ。
月商が多い割に、利益が少ないからといって、「嘘だ」と思う事はありません。
「そういうせどりもある」という事です。
そんな「月商は多いが、薄利のせどり」をやりたいと思いますか?そう思いませんか?
実はこれって、せどりをやる時に大事な思考になります。
なぜ、せどりをやる時に大事なのかは、じっくり考えてくれる人にだけお伝えしますので、
1)やりたいか、やりたくないか
2)どうしてそう思ったか
について「サムハチに問い合わせる」で教えてください。
次回は、在庫と赤字の話をします。
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せどりの不都合な真実を考える(2)
目安時間:約
4分