店舗せどりをしてると、バーコードリーダーを使って検索をする、
”ビームせどり”の話を耳にすると思います。
最初の頃はともかく、慣れてくると、
”買ったほうがいいのかな?”
なんて、迷うことがあるんじゃないでしょうか。
バーコードリーダーを使う理由は、”読み取りが早い”こと。
つまり、効率化を図ることができるわけですね。
本せどりなら、こんな動画のように、
次々と検索ができるので、効率的とされていました。
”ました”と過去形なのは、今は、こんな風にやっていると、
注意されることがあるので、検索方法としては敬遠されるようになっているからです。
とはいうものの、”読み取りが早い”ことに変わりはありませんので、
やり方しだいで、まだまだ効率的に使える場面はあります。
(バーコードリーダーを使うと注意される、という件については、別の記事で紹介します)
ですが、まだバーコードリーダーを持ってなければ、
”どれだけ違うのか、分からない”
というのが正直な感想じゃないでしょうか。
バーコードリーダーで、どれだけ効率化できるのか、
ここで検証してみましょう。
たとえば、バーコードリーダーを使わないなら、
2通りのやり方がありますよね。
【手打ちでポチポチ打つ】か、
【携帯の内蔵カメラでバーコードを読み取る】方法です。
その2通りと、バーコードリーダーを使った場合、
次のようにタイムを測ってみることにしました。
測定方法
次のような条件で、それぞれの検索速度を測りました。
・ストップウォッチは、オンラインの無料アプリを使用
・検証に用意するのは、CD3枚
・それぞれのCDには、バーコードがある
・手打ちは、バーコード打ち込みと、規格番号打ち込みの2通りで測定する
・内蔵カメラは、バーコードを読み込む
・バーコードリーダーはバーコードを読み込む
・検索アプリは、すぐに打ち込める状態から開始
・タイマースタート後、CDを手に取り、検索開始
・検索結果が表示されたと同時に、ストップする
・検証に使用するアプリは、せどろいど
・バーコードリーダーは、KDC200を使用
本のように次々読み取る方法ではなく、
1つずつ抜き取る、CDせどりを想定しました。
測定結果
1回目 | 2回目 | 3回目 | 平均 | |
手打ち (バーコード番号) |
11.44 | 11.01 | 11.38 | 11.28 |
手打ち (規格番号) |
17.80 | 13.92 | 12.45 | 14.72 |
内蔵カメラ | 13.78 | 4.13 | 5.33 | 7.75 |
バーコードリーダー (KDC200) |
5.12 | 4.55 | 4.31 | 4.66 |
内蔵カメラの1回目が10秒を超えているのはのは、
ピントが合うまでに、時間がかかってしまったからです。
バーコードの番号(JANコード)を手打ちでを入力した時と、
バーコードリーダーで読んだ時の差は歴然ですね。
1分辺りの検索個数を考えると、
下のようになり、違いがよく分かります。
手打ち(バーコード)は5個、
バーコードリーダー(KDC200)は13個
実際には、棚を移動したり、検索結果から仕入れの判断をする時間があるので、
この数字そのものではないものの、
それにしても、倍以上の差というのは、大きい数字です。
内蔵カメラを使った場合、オートフォーカスの時間によって、
差が出ることもわかりました。
母数を増やせば、平均値はバーコードリーダーに近づきますが、
内蔵カメラを使った検索には、次のような欠点もあります。
・検索結果の履歴が数件しか表示されないこと。
・電池の消耗が激しいこと。
連続して検索したあと、検索履歴を見るためには、
画面を切り替える手間が必要になります。
また、電池の消耗が激しいと、機器のへの負担も大きくなりますし、
検索数に影響がでてくるという点にも留意しておく必要があります。
まとめ
検索速度の関係から、次のようになりました。
バーコードリーダー(1)<内蔵カメラ(1.7)<手打ち(バーコード)(2.4)<手打ち(規格番号)(3.1)
最大で、約3倍の開きがあることがわかります。
内蔵カメラは、母数を増やせば、まだ縮まりそうですが、
機器への負担や、画面の切り替えに懸念が残ってしまいます。
店舗で仕入れをするには、数をこなして経験を積むことが求められるので、
時間を少しでも効率的に使って、検索数を増やすには、
バーコードリーダーは不可欠といえるでしょう。
また、バーコードリーダーはブックオフでしか、
使えないものではありませんよね。
家電量販店や、ディスカウントストアでも、
バーコードを素早く読み込んで、検索するのに使えますよ。
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