せどりの不都合な真実を考える(4)

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せどりの不都合な真実を考える(1)を読む
せどりの不都合な真実を考える(2)を読む
せどりの不都合な真実を考える(3)を読む
 
今回は、高利益を謳った宣伝に関するウソについて考えてみます。
 
 
例えば「500 円で仕入れた商品が 10,000 円で売れた!」のように、売値と仕入れとの差額を強調している広告です。
 
一見、なんだかスゴイ商品を取り扱っていますね。
 
ところが、この広告文には、どのくらいの期間で売れたのか(いわゆる回転)という視点がありませんね。
 
せどりの不都合な真実を考える(1)でご紹介しているレポートの著者さんは、この点を突いて「利益の話ばかりの人は信用できない。商品回転率の視点を持っている人は信用ができる」と指摘しています。
 
 
 
せどりを始めてしばらくすると、「売れる商品」を取り扱う必要性を感じます。
なにより、売れないと次に繋がらないですからね。
そういう意味で、サムハチもよく分かるんですが、ちょっと待って下さい。
 
確かに、宣伝文句には回転率の話は書いてないかもしれないけれど、宣伝文句を書いている人が回転率の視点を持っていないかどうかは、判断出来ないですね。
 
それに、実際に売れているなら、ウソとは言えない話です。
 
 
宣伝文句の目的は「短くインパクトのある言葉で目を引くこと」にあるので、「利益が高い商品を取り扱っている」という点に焦点を当てて、宣伝文句を作っている可能性だってあるはずです。
 
 
前回でも「冷静に」という話を書きましたけど、ここでも「冷静に」その人が「回転の視点が無いせどらー」かどうかを判断する必要はあるでしょう。
 
まったく触れないようなら、やはり要注意だと思いますね。
 
 
 
ちょっと横道にそれますが、商品の回転について、2点抑えておく必要があります。
 
1)ジャンルによってその傾向があるという程度で、回転が悪いから売れないと言い切れない
2)回転の遅い高利益の商品を扱う意味がある

 
1)については、例えば、クラシック系のCDってランキングは低く、回転は遅いジャンルだと一般的に言われています。
ところが、サムハチは、ランク30万位のクラシックCDでも、出品1週間後に売れた経験もあります。
 
だから、ジャンル全体として回転の傾向があるという話は出来ても、個別の商品については、断言しづらいのが現状でもあるんですね。
 
高回転商品には高回転商品を仕入れる基準があるように、回転率の低い商品には、それなりの仕入れ基準があります。
 
 
2)については、ここでは詳しく触れませんが、その意味をちょっと考えてみてください。
ヒントは”継続”です。
考えてみれば、必要な事が分かると思います。
 
そういったこともあるので、宣伝文句だからといって拒否するんじゃなくて、どんなせどりをしているのかを吸収していけば良いと思います。
そうすると、どんどん知識は広がるし、色々とチャレンジしていく方が、せどりの力はアップしていきます。
 
それから、せどりのすすめ方として、バランスの良い在庫を揃えるといいでしょう。
 
高回転ばかりだと、仕入れ範囲が狭くなり、忙しい割に利益が上がらなくなってくるでしょうし、反対に、利益率ばかり高くても、回転が遅く資金繰りが苦しくなる傾向にあります。
取り扱い商品のバランスって大切です。
 
 
 
初期は資金を増やすために、高回転系を中心に取り扱うにしても、少しずつ低回転高利益の商品も増やすようにすると良いでしょう。
 
そんな、「バランスについて」書かれたレポートがあるので、参考にしてみてください。
 
無料レポート↓
『CDせどらー&せどり初心者必見!せどりで意識するべき 3 種類のビタミン~せどらーにとって資金は命です。例えば〇〇棚と〇〇棚…同じように見えて、タイプはまるで違うんです。こういう違いさえ押さえておけば資金ショートなんて怖くない!』
 
 
次回は、「セールに隠された真実」についてお伝えします。
 
 

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せどりの不都合な真実を考える(3)

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せどりの不都合な真実を考える(1)を読む
せどりの不都合な真実を考える(2)を読む
 
 
2つ目の問題
「在庫を抱えているので、売上げているといってもプラスにはなっていない」について考えてみましょう。
 
 
勘違いされやすい事柄ですが、売り上げた時点で、プラスになっています。
 
「物を買うから、お金を払っているじゃないか。先にお金を払っているんだから、プラスにはならないだろう」
と思いますか?
 
 
そうだとすれば、資産購入と消費の違いについて、区別がついていないということです。
 
 
消費は、例えば普段自分で使用する目的にお金を使う事で、購入時よりも価値が下がったり、なくなったりするものと思ってください。
資産購入は、将来的に価値が上がるものの為にお金を運用することだと思ってください。
 
 
お金というのは、一定の価値しかありません。
日本全国、千円は千円だし、一万円は一万円です。
 
しかし、物品は、一定の価値ではありません。
たとえば、靴や洋服など、身の回りのものを例にしても、糸やゴムなどの原材料は安いものです。
それを加工することで付加価値を付け、元の価格以上の価値を生み出します。
 
骨董品などは、時間が経つほど価値が上がりますし、美術品も価値は一定ではないですし、株や為替も、価値の変動するものですね。
 
せどりの場合、在庫は、本やCDといった物品を一時的にお金から転化させて持っている状態といえるでしょう。
 
そうすると、例えば、10万円をすべて在庫にした場合、当然、相場は仕入れ値以上ですから、15万以上の資産になっているはずです。
 
そして、一つでも売れたら、それは利益になります。
 
これまで、消費にしかお金を使ってこなかった事で、なかなか資産を買っているという感覚はわかりづらいかもしれませんね。
 
 
但し、在庫が赤字になる場合はあります。
1)相場価格が仕入れ値を下回った時
2)レポートで例に出しているような、在庫をそっくり廃棄した時

 
一つ目については、せどりの一番のリスクになります。
そうならないように、検索には十分工夫を凝らしましょう。
「せどりで稼げない人」はここの工夫が不十分な気がします。
 
二つ目についてですが、これも起こらないとはいえません。
「まったく売れない在庫」だった場合、廃棄もやむを得ない場合もあるからです。
 
このように、在庫品が赤字になるリスクは存在します。
そのリスクをどうやって回避するか。
せどりで稼ぐために重要なポイントですね。
 
まあ、ツールでかなりやりやすくなっていますけどね。
 
 
 
ところで、レポートで書かれているような
>16 万円分の在庫を抱えています。
>なので、今ここで「せどりやーめた!」ってなって、
>在庫の処分がめんどくさいので全部捨てたとすると、
という話は大げさでしょう。
 
赤字になることをわかっていて、「やーめた!」と言って、捨てて赤字になるのは、自己責任というより他ありません。
 
 
少し話がそれましたけど、最初はどうしても手持ちの資金から資産としての在庫を購入する必要があります。
そこから発生した利益を、次の資産購入に回す事で、手持ちの資金を回収し、さらなる利益を拡大させていくようにするのが、せどりの進め方になります。
 
 
 
 
ここまでで、
「月商何百万円といっても、仕入れ資金さえあれば、見せかけ上売上は上げることができる」
「在庫を抱えているので、売上げているといってもプラスにはなっていない」
この2点について、整理出来たでしょうか?
 
 
 
月商はウソではなく、せどりのスタイルによるもの。
在庫は資産なので、売れた時点で利益になり、捨てない限り、赤字ではない。

 
 
これらの前提が崩れてしまいましたが、一番最後の
 
「だから月商が多いからといって、盲目的になってはいけない」
 
これについては、同感です。
 
盲目的になることは、ビジネスを行う上で危険な事です。
面倒でも必ず調べて、その上ですすめるようにしましょう。
 
 

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カテゴリ:仕入れの話 

せどりの不都合な真実を考える(2)

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せどりの不都合な真実を考える(1)を読む
 
月商のウソは真実なのか
 
 
前回紹介したレポートで著者は、次の2点を取り上げています。
「月商何百万円といっても、仕入れ資金さえあれば、見せかけ上売上は上げることができる」
「在庫を抱えているので、売上げているといってもプラスにはなっていない」
 
これを踏まえて、
 
「だから月商が多いからといって、盲目的になってはいけない」
 
と訴えています。
 
 
まず、一つ目の、「見せかけ上の売り上げは上げることができる」という点ですが、
 
まあ、例に出している話に、ちょっと無理があって(PS3のゲームが1万円で売れたら、利益ありますね)、この時点で破綻してしまっているのが残念ですが、
 
要は、
「高回転の商品(ゲーム)なら、相場付近で買える新品商品を大量に買い込んで、相場近くで売れば、月商なんて簡単に大きくなる」
という事を言いたいんだと思います。
 
 
確かに、これはその通りですね。
 
但し、本当に売り上げているなら、月商自体は嘘ではありません。
最終的に手元に残る利益が薄いかどうかであって、月商を上げている事に間違いない訳です。
 
問題は、「月商は多いが、薄利かどうか」いうことです。
 
たとえば、薄利であるにも関わらず、あたかも高利益とうたえば嘘になりますし、「売り上げ金額を上げる事」を目的として、まったく利益が出ない、もしくは相場以上の価格で仕入を行う事を薦めている人がいたり、教材があるとすれば、それは詐欺というものでしょう。
 
 
詐欺でない場合、せどりのスタイルとして、薄利多売の方法はあります。
薄利のせどりをやるのか、やらないのか、それは本人の判断次第ですね。
 
 
著者の方は、半月で15万円を売り上げ、4万円の純利益を出されています。
 
せどりを始めたばかりでも、資金が豊富に使えれば、利益のある商品が見つかるという好例ではないでしょうか。
 
もちろん、このスタイルをずっと続けていくのは、ちょっと大変かもしれません。
高回転で薄利の商品ばかりを扱うと、常にそれ以上の補充をし続けなければいけないからです。
 
サムハチの場合、資金が少なかったので、利益率の高い中古から始めました。
最初から大きな売り上げにはなりませんが、コツコツやってきた結果、月商30万を超え、利益率は平均して5割くらいになっています。
 
そんな、中回転で中~高利益のせどりもあるんですよ。
 
月商が多い割に、利益が少ないからといって、「嘘だ」と思う事はありません。
「そういうせどりもある」という事です。
 
 
 
そんな「月商は多いが、薄利のせどり」をやりたいと思いますか?そう思いませんか?
実はこれって、せどりをやる時に大事な思考になります。
 
なぜ、せどりをやる時に大事なのかは、じっくり考えてくれる人にだけお伝えしますので、
1)やりたいか、やりたくないか
2)どうしてそう思ったか
について「サムハチに問い合わせる」で教えてください。
 
 
次回は、在庫と赤字の話をします。
 
 

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せどりの不都合な真実を考える(1)

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せどりを始める前や、始めて間もない頃って、いろいろと調べると思います。
本当に稼げるのか、どれくらい稼げるのか、副業でもやっていけるのかetc・・
 
良い面も悪い面も、十分調べて検討して欲しいんですが、実践している人は、サムハチも含めて、どちらかというと良い面しか強調していないと思うんですね。
 
それでも、せどりのマイナス面を目にすることもがあると思います。
例えば、”月商百万円なんて嘘”だとか、”せどりで稼げるなんて嘘”なんて話ですね。
 
 
このブログでも以前、「せどりの不都合な真実」と題して、あるレポートを紹介しました。
その時は、詳しく説明することなく、「半分は本当です」と書きましたが、記事を読み返すと中途半端な感じなんですね。
 
(レポートは↓)
『せどりに隠された真実』
 
このままだと、混乱させてしまうんじゃないかと思いました。
そこで、もう一度「せどりの不都合な真実」と向き合い、問題を浮き彫りにしたいと思います。
 
このレポート作者を否定する事が目的じゃなくて、今後も、こういった内容の疑問が浮かんでくると思いますので、ここでしっかりと整理しておこうと思います。
 
 
 
レポートの中で、3つテーマがありました。
・月商のウソ
・宣伝文句のウソ
・セールに隠された真実

  
ちなみに、レポートの中を見ると、センセーショナルに書かれている部分があり、冷静に読めば、矛盾もあるので、細かく反論するという形はとりません。
何を言わんとしているのかを汲み取り、定義していきます。
 
3つ一度にやると、長くなってしまうので、次回から1つずつ解決していきたいと思います。
 
心に引っ掛かるモヤモヤを吹き飛ばして、せどりをすすめていきましょう。
 
 

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