アマゾンの出品サービスの中に、FBAという頼もしいサービスが
あります。
このサービス、出荷を代行してくれるんですが・・
そんな頼もしいサービスなら、出品者全員使うだろう、と思いきや、
そうでもないですね。
実は、便利に見えるFBAにも、デメリットがあります。
そのデメリットとは・・
その1:利益が減る
FBAだと出品金額に送料が含まれてしまう事(自己出品は、
出品金額と送料分は別)、さらに保管料などの手数料が引かれて
しまうので、利益が減ってしまいます。
ちょっと図に表しますと
FBA:(△+◎)×0.85-○-● = 利益
自 己: △×0.85+◎ -○ = 利益
△:価格
◎:アマゾンで決められた送料
(本は250円、CDなど340円)
○:カテゴリ手数料や成約手数料
●:保管料、配送手数料、梱包手数料など
図のように、FBAで厄介なのは、送料分に相当する金額にも
15%が掛かってくる事ですね。
計算しなくても、同額で売れた場合、自己発送の方が利益が高い
ことが分かると思います。
その2:大型のものは保管料が高くなる
FBAを利用するには、アマゾンから指定される場所に商品を送り、
そこで保管されます。
売れるとその保管場所から発送されるのですが、売れた時、保管料
が発生します。
これが、本やCDなら、なかなか売れなくても大きな金額にはなり
ませんが、大きなおもちゃなどを送り、売れるまでにそこそこ時間
がかかってしまうと、保管料も大きくなってしまいます。
考えて利用しないといけません。
その3:販売機会の損失
商品を仕入れしても、すぐに出品ができません。
ある程度溜めて、アマゾンへ送って、入荷処理が済むまで、出品が
停止されてしまいますから、その間は販売出来ない在庫になってし
まいます。
早くFBAにするために、少ない数で送るのも手ですが、バーコー
ドシールを貼る手間を考えると、1シート分くらい(24個)は
商品を用意してから送ったほうが良いでしょう。
細かいデメリットは他にもあると思いますが、大きくこんな感じで
しょう。
つまり、そういったデメリットを考えて、FBAをあえて使わない
事もあります。
FBAなら絶対に売れる、という訳でもないし、逆に自己発送
だから売れない、という訳でも無いですね。
扱う商品によって、使い方を替えてみるのもいいと思います。
カテゴリ:AmazonのFBAについて